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2012年1月22日日曜日

Fall Term 1

簡単に秋学期に履修したクラスを紹介する。

Why are so many countries, volatile, and unequal (Fall2011):開発経済学

経済発展を阻害している原因をソローモデル(Slow、マルサスモデル(Malthusian)、地理的要因、産業・貿易構造、BB-NN理論を使って、解明していく授業。クラスの後半では、それらの理論を用いながら、ラテンアメリカを中心に、発展途上国の成長診断(Growth Diagnostics)の分析手法を学習した。

教授はProf. Hausmann。ラテン系(ベネズエラ人)の先生で若干いい加減な所が・・・。TFTeaching Fellow)のReview Sessionに救われた。


2012年1月20日金曜日

Fall Term 2

What can statistics tell us (Fall 2011):統計学

「統計がいかに実社会に関係しているか」。これがこのクラスのテーマ。実社会で実際に起こった事例(イランの選挙結果、マラリアの医薬効果等)を統計学の側面から分析

正規分布モデル、最小二乗法、標本による母集団の推定手法、中心極限定理、帰無仮説、p値、回帰分析等について習得。

教授はProf. Hallett。生徒の理解度を把握し、常に生徒の目線に立って授業を進行。今学期ベストな教授。

2012年1月17日火曜日

Fall Term 3

The politics and ethics of statecraft (Fall 2011):倫理学

膨大な量のリーディングとの闘い。毎週100150ージの宿題が出された(膨大過ぎて全ては読めなかったが)。

近現代世界の外交政策、パワーポリティクス、冷戦、核、人権問題等を、数人の政治家の業績を通して、議論していく授業。今学期は、ビスマルク、ウイルソン、JFK、ドゴール、キッシンジャー、カーター、ブレアを取り扱った

教授はFather Hehir

2012年1月16日月曜日

Fall Term 4


Introduction to Negotiation Analysis (Fall 2011):ネゴシエーション

今学期最もタフな授業。週2回の講義に加え、毎週火曜日にネゴシエーションエクササイズを実施。ネゴシエーションエクササイズでは、架空の交渉ケースが与えられ、学生同士で交渉ゲームを行った。

授業は、自分・相手側・関係者の関心(共通・対立・取引可能な事項)と優先順位、交渉合意に代わる選択肢、自分・相手の立場の強化・弱体化方法等を分析・検討し、これらを踏まえて、交渉テーブルでどのように対応するべきかを実践的に習得する内容。

教授はProf. Mandell

2012年1月15日日曜日

Fall Term 5


International Capital Markets (Fall 2011):国際金融論

国際金融市場の仕組みやオープンマクロ経済の理論について習得する授業。具体的には、国際収支の分析手法、金融危機の発生要因、マンデル・フレミングモデルを用いた財政・金融政策分析、為替政策の在り方等を学んだ

教授はProf. SchipkeIMF出身者。

2012年1月6日金曜日

Teaching Fellow

Kennedy Schoolでは講義以外に予習・復習をバックアップする場が充実している。その一例がReviewセッションとTFによるオフィスアワー。

Reviewセッションとは通常博士課程の生徒(Teaching Fellow)が週に一回、その週に教授が教えた内容を再度カバーしてくれるクラスとなっている。このReviewにはかなり助けられている。このセッションへの出席は必須ではないため、こじんまりとしたクラスとなっているため、質問がしやすい環境にある。しかも、Teaching FellowTF)は歳も近いから、親近感も湧く。もっと言うと、教授より分かりやすい時もあるため、Reviewセッションはほぼ出席している。

そしてTFによるオフィスアワーも非常に大切な時間である。これは一対一でTFに質問ができるとてもいい機会である。当然TFとも仲良くなれる。秋学期に履修した国際経済のTFとはこのオフィスアワーで仲良くなり、その後、夏のインターンシップの相談にものってくれた。

自分たちにやる気さえあれば、だれからでも学べる環境がここKennedy Schoolにはある。

2012年1月4日水曜日

Kennedy Schoolの特徴

2011年7月よりHarvard Kennedy Schoolに留学をしている。


僕が通うMC/MPAプログラム(Mid-Career/Master in Public Administration、1年コース)は、世界57か国から197人の生徒が在籍し、また入学条件が社会人経験7年以上となっていて、生徒のバックグラウンドは銀行員、政治家、米国軍人、元大臣等と実に多様だ。

本校は、理論と実践の融合が授業の柱に掲げられていて、授業の構成は、通常の講義の他、ケーススタディーに関するディスカッション及びグループワークによる共同プロジェクトが中心となっている。グループワークやグループディスカッションの事前準備では、個性豊かな生徒達との議論が白熱し時計の針が深夜を回ることも。多様な考え方や常識の違いから新たな価値観を気付かされることが多く、自らの視野を広げるよい機会となっている。

日々課せられる宿題は、覚悟はしていたものの想像以上に膨大で、自分の限界と闘う毎日。

これから、このブログを通して、ここKennedy Schoolで感じた事、自分の思いを紹介していきたい。