この言葉が好きだ。この言葉は自分の人生に大きな影響を与えてくれた言葉でもある。
「自分たちはこの世の中に何ができるのか」。これはケネディー大統領の就任演説の一説だ。この言葉はKennedy Schoolの校訓にもなっている。
Kennedy Schoolの近くにある石碑。"Ask not what your country can do for you - ask what you can do for your contry" |
僕は日本人として日本の社会のためにひと汗流したいと考えている。その思いから、30歳の時、政府系金融機関に転職した。
社会人に入ってすぐに民間金融機関に就職し、地方営業部(仙台)、本店営業部を経験した。26歳の時に外務省に出向する機会をもらった。これがその後転職する一つの大きなきっかけとなった。
外交とは何か、国益を守るとは何か。これこそ自分がやりたいことなんではないか。
仕事をやる以上、日本のために働きたい、その時はっきり自分の歩む道が見えたように思った。僕は幼少期にアメリカに住んだ経験がある。その時強烈に考えさせられたことは、自分のアイデンティティーとは何かということだ。日本を離れてその時に見えたことは、僕は日本人であるという想い。そして社会に出たときは、日本人として誇れる仕事がしたいと。
民間金融機関では非常に良い経験をさせてもらった。でも一つずっと悶々としていたことは、毎日「収益、収益」とプレッシャーをかけられ、何のために、誰のために働いているんだろうという思い。民間だから収益をあげるのは当然、それは分かっていたものの、しっくりこない自分がいた。
そして30歳の時に政府系金融機関に転職。
33歳の時にKennedy Schoolに留学。
「Ask what you can do for your
country」。この想いを忘れずに、今後も生きていきたい。
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